GRADUATE SCHOOL OF AMERICAN STUDIES


博士学位取得の要件と手続き

入学後

博士課程(後期課程)に入学した学生は,博士学位論文指導委員会(Dissertation Committee)の研究指導の下,資格認定試験(Qualifying Examination: QE)の準備をしなければなりません。

博士号取得の要件

「博士(アメリカ研究)(同志社大学)」の学位を取得するためには次の要件を満たさなければなりません。
1.主分野(Major Field)および副分野(Minor Field)について資格認定試験(QE)に合格すること。
2.博士学位論文計画書(Dissertation Proposal)の審査に合格すること。
3.博士学位論文(Ph. D. Dissertation)の審査に合格すること。
4.日本語(あるいは日本語以外の母語)および英語(合計2ヶ国語)の学力認定試験に合格すること。

博士学位論文指導委員会(Dissertation Committee)

博士学位論文指導委員会は3名のアメリカ研究科の専任教員で構成されます。ただし,そのうち1名はアメリカ研究科専任教員以外の教員を含むことができます。

資格認定試験(Qualifying Examination: QE)

資格認定試験は,学生に,それぞれの博士学位論文のテーマに関する先行研究を習熟させ,アメリカ研究の専門家として進んでいくことができるような博士学位論文計画書を作成させることを目的とするものです。

資格認定試験は次の4つで構成されます。
1. 博士学位論文に関する幅広いテーマについての論文試験(主分野 Major Field)
2.博士学位論文で取り上げる特定の問題に関する先行研究についての論文試験(副分野 Minor Field)
3.博士学位論文研究計画書
4. 上記の3つについて,総合的な評価がなされる口頭試問(Oral Examination)

手続き(QE Procedure)

1.資格認定試験は,入学した学期から数えて6学期目の終わりまでに受けなければなりません。なお,2005年度以前に入学した学生については2006年春学期から数えて4学期目の終わりまでに受けるものとします。

2.認定試験実施委員会(QE Committee,以下QE委員会と略する)は,博士学位論文指導委員会が学生と話し合いの上その委員を選定し,アメリカ研究科教授会の承認を得て設置されます。QE委員会はアメリカ研究科専任教員3名に,オブザーバーとしてアメリカ研究科長または教務主任を加え,合計4名で構成します。ただし,委員のうち1名はアメリカ研究科専任教員以外の者を含むことができます。

3.学生は,QE委員会と協議の上,主分野(Major Field),副分野(Minor Field)を設定し,それぞれの分野における文献リストを準備し,QE委員会の承認を得ます。

4.主分野(Major Field)
主分野の試験にあたり,QE委員会は,あらかじめ準備されたリストに基づき,課題(essay question)を出題します。学生は,課題を受け取った日から7日以内に,与えられた課題についての論文(以下課題論文)を提出しなければなりません。

5.副分野(Minor Field)
 副分野の試験にあたっては,主分野の論文を提出してから7日後に,予め準備された文献リストに基づき課題(essay question)が出され,その課題をうけとった日から7日以内に課題論文を提出しなければなりません。

6.博士学位論文計画書(Dissertation Proposal)
博士学位論文計画書は,副分野の論文を提出した日から14日以内に提出します。計画書は,主副両分野で習熟した先行研究,参考文献,研究課題などを活用し,博士学位論文指導委員会の研究指導や授業,演習,学会発表した研究,フィールドワークなど,それまでの研究過程で適切と思われる成果を反映させて作成するものとします。 

7.使用言語およびページ数
主分野および副分野の論文および博士学位論文計画書は日本語か英語かどちらかの言語で書くものとします。ページ数はそれぞれに対して,脚注または後注を入れて,英語の場合は,7,000−8,500words(20-25 A4-pages),日本語の場合は,12,000−16,000字(400字詰め原稿用紙換算で30−40枚)程度とします。
ただし,日本語で書いた場合,主分野および副分野の課題論文は700−1,200words(2-3 A4-pages)の英文の要約,博士学位論文計画書については2,500−3,000words(7-8 A4-pages)の英文の要約を日本語本文と同時に提出してください。

口頭試問(Oral Examinations)

QE委員会は,博士学位論文計画書が提出されてから7日以内に,主分野,副分野,および研究計画書について総合的に口頭試問を行います。

試験の判定(Grading)

試験結果は次の3つの基準によって判定され,口頭試問の後,学生に伝えられます。

1. 合格(Pass)
すべてに合格したことを認定するもの。この場合,合格後直ちに博士学位論文の作成を始めることができます。

2. 条件付合格(Provisional Pass)
重要な部分については理解しているが,博士論文作成の準備が十分であるとは認定できないもの。この場合, QE委員会は,学生が提出した論文に修正を求めたり,追加的な課題を与えるなど,不十分な部分を補うように要請します。学生は,与えられた課題を口頭試問から1ヶ月以内に遂行し,再度,QE試験委員会の判定を受けなければなりません。

3. 不合格(Fail)
博士学位論文の作成を開始する準備が十分であると認められないもの。この場合は,不合格と認定されてから3ヶ月以内に再受験しなければなりません。なお,再受験は,一度だけ認めるものとします。

資格認定試験スケジュール表

第1週:主分野の課題を受け取り,課題論文を完成する。
第2週:副分野の課題を受け取り,課題論文を完成する。
第3週:博士学位論文計画書を作成する。
第4週:博士学位論文計画書を提出する。
第5週:主分野,副分野,博士学位論文計画書に対する口頭試問を受ける。

QE試験委員会は, 試験の結果をアメリカ研究科教授会に報告し,教授会の判断をあおぎます。アメリカ研究科教授会によって,主分野,副分野,博士学位論文計画書,口頭試問のすべてについて合格したと認定されることにより,学生は博士論文指導委員会の研究指導のもと,博士論文を完成させるべく研究をすすめることができます。

 

 

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